全日本実業団女子駅伝(クイーンズ駅伝)が25日に仙台で行われました。
優勝したのはパナソニック。
パナソニックの安養寺監督は今年のテーマを
のびのびと、元気よく走る精神を体現する「ボンバイエ駅伝」と設定。
レース後はチームで輪になって「パナソニック ボンバイエ」と叫びました。
テレビの解説の増田明美さんが「ボンバイエ」という言葉をしらず
あの優しく心地よい声で
「ボンバイエってなんですか?どこかの方言ですか?」と聞きました。
選手のことなら、人間関係から家族に書いた手紙から
今朝の食事内容まで何でも知っている
増田明美さんがボンバイエを知らずちょっとした騒ぎになっておりました。
ボンバイエというのは、元プロレスラーのアントニオ猪木さんの入場テーマの
イノキボンバイエから来ています。
プロレスを知っている人には常識ですが、知らない人にはチンプンカンプンかも知れません。
またボンバイエの意味も、「猪木ガンバレ」程度にしか思ってない人が多いと思いますが、
本来はリンガラ語の「Boma ye」で「奴を◯せ」であまり穏やかな言葉ではないそうです。◯を伏せ字にしたのはブログが削除されないためです。
パナソニックの監督も選手もガンバレ程度に考えて使っていたのしょうが
「ボンバイエ駅伝=奴を◯せ駅伝」
「パナソニックボンバイエ=パナソニック奴を◯せ」になってしまいます。
かなり物騒な言葉になってしまいます。
では簡単なトリビアを
イノキボンバイエの曲の中で「ファイファイ」と言っているのは猪木さんで
猪木ボンバイエに詩をつけて前婦人の倍賞美津子さんが歌っているバージョンもあります。
プロレスも昔は無音で選手が入場していたみたいですが、
猪木ボンバイエのころから入場テーマが流されるようになったみたいです。
その頃は一部の人気選手だけでしたが、そのうち全員になり
また試合終了後に勝った選手の テーマ曲を流して退場するようになりました。
昔のプロレスの入場テーマにはカッコいい曲が多いです。
当時はテレビ局がプロレスを放送していて、テレビ局の音楽担当者が選手のイメージに合わせて豊富な知識から決めていたからだそうです。
今はプロ野球選手も登場曲がありますが微妙なものが多いのは選手のリクエストで決めているからだと聞いたことがありますが。さて
なお落語には出囃子といってプロレスの入場テーマにあたるものがあります。
落語家の出囃子が猪木ボンバイエの生みの親だったりして・・・
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